2025.05.07
雑談のようなもの
思春期のブリーフセラピー
思春期のブリーフセラピー(日本評論社)は、思春期のこころとからだのことについてブリーフセラピーの視点からまとめた書籍です。「終章・思春期界隈ストーリー」では、思春期の子どもたちとその保護者や関係者を支援する話を書いてみました。
通常、カウンセリングというと、本人や当事者しか受けられないと受け取られがちですが、そんなことはありません。公認心理師法では、当時者のみならず、保護者など関係者の支援も必須の仕事と定義づけられています。そのため、Umiでは、不登校やひきこもり、うつ病や摂食障害、強迫神経症などの精神疾患に罹患している当事者が来談できなくても、
保護者や関係者の支援を積極的に行っています。このようなアプローチは、当時者への間接的な支援につながります。本人が拒否しているから駄目だと諦める前に、「一緒に対応を考える」、そんなカウンセリングもあるということをお伝えしたいと思っています。